抗癌治療剤治療前に卵子と精子を凍結保存

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抗ガン剤治療などの影響で子どもを作れなく可能性がある患者の卵子や精子を凍結保存

 

【2015年10月29日】

 

背景
乳ガン・白血病などの悪性腫瘍の治療で使用する抗ガン剤や放射線治療にはガン細胞だけでなく、 正常な細胞である卵子すらも叩いてしまう力を持っています。

 

よってガン治療を受けた女性は、若くして卵巣の機能を完全に失ってしまう方もいます。 残酷かも知れませんが、月経も排卵も無くなり妊娠する能力が失われてしまうのです。

 

 

 

日本癌治療学会
そこで、日本癌治療学会では、2015年10月29日、抗ガン剤治療などの影響で妊娠できなくなる可能性がある患者の正常な卵子や精子を凍結保存しておくための指針作りを始めました。

 

治療前に妊娠・出産についての情報が患者さんや医療関係者に十分伝わっていない現状を改善するのが狙いだと言えます。

 

2年後の2017年度を目標に全国の医療機関に周知していく予定になっています。

 

 

抗がん剤や、放射線治療することで、卵子や精子に悪影響を受けることで、不妊につながる可能性が指摘されていて、そのリスクを抑えるためにガン治療に入る前に患者の正常な卵子や精子を凍結保存しておくことが一部の医療機関で実施されています。

 

今後は、血液のガンである白血病や、乳がんなどの治療が不妊を引き起こすリスクの程度や、卵子の精子の保存に適した時期や患者の年齢などにいついて議論していく予定になっています。

 

 

ちょっと遅すぎた感じがしますが、早く皆さんに認知されたら良いなと思ってます。

 

 

精子凍結の期限について

技術的には精子凍結は半永久的に可能とされていますが、日本産科婦人科学会のガイドラインには保存期間は本人の生存期間までと書かれています。

 

つまり、精子の所有者が死亡した場合は凍結精子は中止となります。

 

仮に、奥さまやご家族が凍結保存の継続を強く希望された場合でも、本人の死亡後は凍結保存はできなくなります。

 
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